先日亡くなった父親が夢に出てきました。久しぶりに会ったような気分になりました。でもどうしたんだろう急に？っと思う今日この頃です。
さて、朝起きて今の夢は一体何だったんだろうと思うことってありますよね。一見、何の意味もないような夢。または、馬鹿げたような夢だったとしても、もしかしたら、人生に対してなんらかの警告やメッセージが含まれてるのかもしれません。
っと言うわけで今回はよく見られる夢についてご紹介します。
夢とは一体何なのか
夢の世界は、いつの世も人を魅了し続けています。心理学者たちもまた、寝ている間に起こる私たちの心と体の変化について調べようと日々研究しています。果たして夢に意味は存在するのか、夢とはただ無意識が私たちに見せる走馬灯のようなものにすぎないのか。
古代エジプトでは、はっきりとした夢を見ることができる人々は、超常的な人間であると考えられていました。その人々の言葉は大切にされ、夢の内容はパピルスに記録されたことすらあるんです。エジプトの人々は信託は夢を通して告げられると信じており、そこには悩みを取り対する答えや知恵の源が隠されていると信じていました。
19～20世紀に有名な精神科医であり、精神分析学の父であったフロイトは著書の夢判断にて、夢の世界について綴っています。彼は、意識が眠りに落ちている間、無意識が目を覚まし、おのれの深淵へと続くイメージを作り上げるのだとしています。要するに夢は内なる悩みや恐れを具現化して警告を与えてくれるものなんです。それではそんな警告として現れる注意するべき夢について見ていきましょう。
1.空飛ぶ夢
それを飛ぶ夢は楽しげで、心も落ち着き幻想的です。その意味も気持ちと同調しています。夢で空を飛ぶことが多い人は、人生における大きな決断を下し、それを変化させる準備が整っているということ。でも、その裏には恐ろしい意味も隠されています。
飛ぶ夢はまた、今現在抱えている問題であなたがいっぱいいっぱいになっていることを示し、それを後にして飛び去りたいという願望を示しています。どちらの意味で捉えるにせよ、飛ぶ夢は無意識が変化を起こす必要性を警告している夢ということになります。
空を飛ぶくらい軽やかな気持ちで自由になりたいと思ったら日々の生活を見直して、どう変化させるかを模索するといいかもしれません。
2.落ちる夢
一生に一度は見る夢と言われています。研究者によれば、平均的な人は生涯に5回落ちる夢を見るのだとか、その意味するところを知れば納得と言えば納得。その意味とは人生の制御を失っている状態、その先は夢のあらすじなどによって意味が変わってきます。
誰かに押されて落ちたのか自分でバランスを崩してしまったのかがポイント。誰かに押された夢の場合、自分にプレッシャーをかけすぎていることが、その原因となります。押した人物が特定できる場合は、その人がストレスの原因となっているのかも、ただ単に自分でバランスを崩した場合は、自分自身がその問題の原因となっているという意味になります。
人生の不安定な時期を進んでいる真っ最中で、自身と決断力を必要とする状態にあるのかもしれません。落ちないようにしがみつく夢は、良いサインであると同時に悪いサイン問題を解決しようと必死になっている一方。その問題が手に余っていることを示します。
無意識はあなたに、手を離してもう自由になりなさいと教えてくれています。
3.迷子になる夢
迷子になる夢をよく見ますか。心理学者に言わせれば、このタイプの夢にはさまざまな意味が存在しているんです。最も多い意味合いは、現実を歩む道に迷ってしまっているというもの。心の奥底では理解しているのに、頑なに進もうとしてしまっています。
進む方向が間違っているぞと無意識が警告を発してくれているのです。夢の世界で感じる不安とパニックは今現在、自分自身が心の底で感じているものそのもの家への帰り道が分からない夢の場合現実世界で暮らすべき決断をいつまでも先送りにしていることを示しています。
勇気を持って心の声に従いましょう。
4.追いかけられる夢
不安やうつに悩む人が多く見るのが、この追いかけられる夢。心理学的に言うと、これらの夢は現実世界で何かを避けようとしているときに見るようです。次にその夢を見たときには、誰に追いかけられていたのかをよく覚えておくようにしてください。
見知らの相手だった時は、職場や家庭の問題で悩んでいるという意味に、動物に追いかけられている時は、鬱屈した怒りが心の底に溜まっていることを示します。感情を発散させる代わりに溜め込んでしまい、眠っている間に無意識が変わりにそれを発散しようと頑張ってしまっているんです。
自分自身の持つ性格や人格を拒絶してしまっていることを表します。しばらく一人になる時間を設けて、問題を見つめそれと付き合っていく方法を考えてみましょう。
5.囚われる夢
囚われて抜け出すことができない確実に恐怖に陥ってしまう夢の一つですね。その持つ意味は、現実世界でも外に出られない状態にあるということ。何か大きな変化を起こして乗り越えていきたいのに、仕事や恋愛関係、友人関係、その他諸々の問題から逃げられずにいます。
無意識が助けを求め声をあげている状態です。ですからこのような夢を見た時は、心を鬼にして行動に移し自分を不幸せにするもの全てにさよならをしましょう。心理学者の分析では、とらわれる夢は過去に囚われるあまり、現在を生きることができていないことも示しています。
自分の行動や習慣態度を顧みるための時間を取りましょう。見つめるべきは今の自分。昔の自分はもう過去のものです。
6.歯が抜ける夢
心理学者の分析ではこの夢は魅力や若さを失うことに対する恐怖を表します。外見が衰えることで誰にも相手にされなくなる恐怖を意味します。至って自然なをそれではあるものの、この夢を繰り返し見る場合は、何か深刻な問題が隠れている可能性があります。この夢を繰り返し見る人は、自尊心のバランスを失って、他人の意見にすぐ流されてしまう状態にあります。
歯は噛み付いたり物を噛んだり、噛みちぎったりするために使うもの、それを失うということは外見を失うことで自分は力そのものを失ってしまっているという錯覚に陥っていることを示します。この夢は無意識が、目を覚ませと教えてくれているようなものです。
自分の外見ではなく、本当の自分自身を愛せるようになりましょう。
7.裸の夢
映画でよくあるシーンですよね。最初はただの日常なのに突然主人公は、自分が裸であることに気づきます。見たことがない人も多いかもしれませんが、心理学者に言わせれば、けっこうよく見られている夢のだとか。よくある不安を表しています。
これは他人に判断される恐怖を表した夢。人の前で裸になっている夢をよく見る人は、他人を喜ばせるために自分を押さえつけて生活を送ってしまっているかもしれません。そういう意味では、裸の夢も歯が抜ける夢に似ています。
ただこの夢の違いは、不安が外見のみにとどまらないこと、自分自身の持つ自分らしさや特別な癖だったりするかもしれません。この夢は、他人の目なんか気にせず自分自身を愛しなさいというメッセージなんです。
8.セレブに会う夢
夢分析家で作家のローリ・ローエンバーグ氏は自分の著書で、夢にセレブが頻繁に訪れる場合は、自分は今以上の評価や承認を求めているサインであるとしています。また訪れるセレブのタイプによっても、その意味が変わるのだそう。
その職種によって、自分が憧れるものが見えてきます。自分は本当は、歌手や俳優やテレビ司会者になりたいと思ってるのかも。無意識が求めているものは、その夢が教えてくれるでしょう。自分が何を求めているのかが分かり始めると、夢に出てくるセレブの数もだんだんと減っていくはずです 。
