1年前から当時ルームメイトだった同僚が朝食にオレンジを食べ始めたのを思い出しました。先日、久々に会ったんですけど、彼は超ー痩せてました!元々細身だったんですけど、チョー痩せてました!っと言うわけで、今回はオレンジについてご紹介します。
目次
オレンジについて
オレンジにはさまざまな効能があります。それを最大限まで引き出すにはどうしたら良いか、オレンジの皮の活用法は?そんな色々疑問はあると思いますが、とりあえず、1日に1~2個のオレンジを食べ始めたとしましょう。体に起こる変化はどのようなものになるのでしょう。
1.オレンジの歴史
最初のオレンジの祖先は、2千万年も昔に今のマレー半島辺りで誕生したとされています。 2000年以上前に 中国地域でオレンジを栽培がスタートしており、そこからアジアに波及していきました。インドではアーユルヴェーダと言う医学書に記載されているなど、アジアでは薬草として用いられていました。
15世紀の頃、ポルトガルの航海者が現スリランカからオレンジを持ち帰えったことで、欧州での栽培がスタートしました。オレンジは貴族たちにとって、珍しいフルーツだったので嗜好品として、親しまれました。しかし近代になると、特別で稀少な品であったオレンジも生産量が増え、長い時間をかけゆっくりと庶民の間に広まるようになりました。
2.オレンジで回復した壊血病
壊血病は、15世紀末の大航海時代に長期間の航海で船乗り達に発生した栄養失調症です。出血性の障害が体内の各器官で発生する病気で、その原因はビタミンCが長期間欠乏することでした。
当時は原因を知ることは出来ませんでしたが、1747年に航海に帯同していたリンド博士は、試行錯誤を繰り返し欠乏しているのは、ビタミンCと特定するに至りました。その発見に一役買ったのがオレンジです。
3.オレンジの栄養価
主な種類として、バレンシアとネーブル、ブラッドオレンジの3種類があります。オレンジはビタミンCが豊富なだけでなく、食物繊維、葉酸、カリウム、チアミン、抗酸化物質が豊富に含まれています。炭水化物や水分も豊富で、タンパク質、脂質、カロリーはあまり含まれません。
4.ダイエット効果
食べるのが大好きな誰にとってもオレンジはいいおやつになりますよ。一つのオレンジに含まれるカロリーは、およそ87kcalかなりのローカロリーなわりに栄養分が豊富な果物です。
含まれる食物繊維はおよそ4g整腸作用は抜群でしょう。しかもそれだけじゃありません。お腹が膨れる効果は、クロアッサン4つ分、空腹感を抑制してくれるんです。
5.健康的な肌が手に入る
あまり考えたくはありませんが、年とともにお肌のハリやツヤも失われていきます。そして、お肌も例外なくフリーラジカルからのダメージを常に受けています。例えるなら空気や水にさらされた鉄が、錆ていくようなイメージでしょう。
時を止める魔法こそないもの、オレンジはそのスピードを大幅に下げてくれるんです。オレンジに含まれる豊富な水分が、お肌の水分補給になり、ツヤを呼び戻します。また重要な栄養素ビタミンCは、体のコラーゲンの生成を促します。年齢とともにコラーゲンの生産量は減少傾向にあると言われています。
1年に1パーセントずつ落ちていくんです。
ビタミンCはコラーゲンを体内で作る力を高めてくれます。
6.頭がスッキリ・ハッキリする
考えずとも分かるのがオレンジの頭に対する効果。ビタミンCが最も使われているのは、脳それが不足してしまうだけで脳の動きが緩慢になってしまいます。
近年、レディング大学で行われた研究では、オレンジには大量のファイトケミカル、フラボノイドが含まれており、その一種であるフラバノンが魔法のような効果を発揮するんです。フラバノンは記憶と学習を司る、海馬の回路を活性化させ、記憶力を改善することで知られています。
オレンジを食べまくることで学習能力も向上すると考えられています。
7.白髪や脱毛の予防
頭に白髪ができると何となくこう思ってしまいます。「年取ったなぁー。」しかし、そんなに嘆く必要はないのかもしれません。だたのオレンジ不足の可能性があるわけですから。オレンジには日 ビタミンAやビタミンCが豊富に含まれており、特にビタミンCはコラーゲンの生成に高まっています。コラーゲンはお肌だけでなく髪にとっても必要なものなんです。
また、抗酸化物質が豊富なオレンジは、髪を酸化ストレスから守ります。酸化ストレスとは体内における抗酸化物質とフリーラジカルのアンバランスからくる症状です。フリーラジカルは食べ物や環境、空気などさまざまな要因から生まれるため、日々の生活からはどうしても生まれてしまいます。
そこでオレンジを日頃から食べることで、脱毛や白髪を予防することができる。というわけなんです。そしてビタミンA、アメリカ国立衛生研究所によればビタミンAは、皮脂の生成を促すため、育毛効果があるとのこと。皮脂とは、もちろん体が生み出す油のことです。しばらく頭を洗わず見ると脂ぎってしまいがちです。
8.目を守る
シドニーのウエスト・ミード学術研究所によれば、毎日オレンジを食べることで視力の低下を60%予防することが可能になります。この研究は眼病とフラボノイドとの関連を調べたもので、要するに加齢に伴う視力低下がオレンジで予防できるんだそうです。
しかし、フラボノイドが豊富に含まれる他の食品にはオレンジほどの効果はないのだとか。しかし、その予防成分はフラボノイドに限りません。コラーゲンもまた大きな役割を果たしているんです。コラーゲンは、目の構造を支える物質、特に角膜と胸膜の眼球の外側を覆う部分が強化されます。
一部の動物は、体内でビタミンCを作り出すため、外からの補給を必要としませんが、人間にそのような能力はないため、食べ物からの補給が望ましいんです。
9. より健康な心臓になる
目の心配はなくなりました。では心臓。オレンジはカリウムが豊富で神経機能の正常化や高血圧の要望に効果を発揮します。その働きの仕組みは思っているよりも、複雑だったり、私たちの神経は脳と体をつないでいます。その命令は電気信号として贈られ、それが心拍や収縮その他の運動を維持しています。
この信号は細胞の中にナトリウムイオンが入り、カリウムイオンが外へ出ることによって生まれます。体内のナトリウム量が高くなりすぎると高血圧が起こります。しかし、カリウムを十分にとると逆に不要らナトリウムを体外へ排出することができるようになるんです。
再びアメリカ国立衛生研究所によれば、高血圧の人を集めてカリウムの摂取量を強化したところ目覚ましい変化が起こりました。収縮時、拡張時それぞれの血圧が低下したんです。その一方でカリウムが不足してしまうと、その逆の現象が起こるのだといいます。
オレンジは、アミノ酸の一種であるホモシステイン量を低下させる葉酸も豊富に含みます。ホモシステインは、主に赤身の肉に含まれ、心臓の健康を害します。オレンジを食べることで血中の悪玉コレステロール量が低下します。しかし、何事も継続がカギで、この効果は一朝一夕には得られません。
10.免疫力が高くなる
当然といえば当然しかし忘れてはいけません。一度、免疫系のおさらいをしてみましょう。免疫系などに役割を与えるとすれば体の防衛軍と言ったところ、組織やタンパク質、細胞、臓器全てが一体になって、微生物や細菌感染などと戦います。
ビタミンCが食事から不足していると怪我の治りも遅くなり、骨も弱くなってしまい関節が腫れるといった症状が起こります。それ以上に私たちの体を病気になりやすくしてしまうんです。毎日オレンジを食べることで、フリーラジカルを無力化し細胞環境の破壊を予防します。こうすることが免疫系がちょっとした風邪から重い病気までを倒す助けになるんです。
というわけでオレンジのビタミンC話をさせてもらいました。
11.オレンジの皮はどうする?
ではオレンジの皮について食べるべきか捨てるべきか。正直なところそれは好みでしょう。果肉ほど美味しくはありません。しかし、農薬のついていない有機栽培がオレンジであれば安心して食べることができます。
果肉より食物繊維が豊富で、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンAが豊富です。しかし、課肉に比べ、消化が悪いのが難点ですので気をつけて下さい。