カカオは、すごい健康に良い!?えっ、ダイエットにも?ダークチョコレートの10の健康効果と効能!!

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チョコレートはお好きですか?嬉しい時、悲しい時、辛い時、ホッとする時、愛を伝える時など色々な場面で、そっと優しく口の中に広がる甘みが、子供から大人まで多くの人を虜にします。そんな素敵な、甘~いお菓子「チョコレート」。チョコレートには様々な種類があります。

例えば、糖分気になる人は、糖質含まれている甘いチョコより「ダークチョコレート」っと思う人は多いかもしれません。また、滑らかな食感を楽しみたい人は「ミルクチョコレート」、更に苦みが苦手なのと言う人には、「ホワイトチョコレート」などです。

その種類によって成分が変わって来ます、ミルクチョコレートとホワイトチョコレートには、カカオの自然な成分はあまり含まれていません。しかし、ダークチョコレートにはカカオ成分が豊富に含まれており、体にとって多くの利点をもたらします。

そこで今回は、ダークチョコレートが体に与えることができる健康効果・効能をご紹介します。適度に食べた場合、ダークチョコレートはあなたの体に素敵な効果をもたらすでしょう。ただし、全ての食べ物に言えることですが、食べすぎには要注意です。

1.ポリフェノールの抗酸化作用で老化防止(アンチエイジング)

老化防止の成分といえば、なんと言っても「ポリフェノール」です。チョコレートで一番知られている成分ではないでしょうか?ポリフェノールは、活性酸素の働きを抑え、体を守る抗酸化物質です。

活性酸素(フリーラジカル)とは、体の細胞や体内の代謝活動で作られ、生きる上では必要なものです。しかし、活性酸素(フリーラジカル)は、食事・生活習慣やストレスなどの何らかの原因よって、作られ過ぎてしまい、細胞が傷つき易くなることで早い老化や病気を起こします。

ダークチョコレートには、その活性酸素から体を守る、抗酸化物質として機能するポリフェノール、フラバノール、カテキンなどの成分が含まれています。これらの抗酸化物質は、細胞を破壊し体に損傷を与える可能性のあるフリーラジカルから体を保護します。

ちなみにカテキンは、お茶の殺菌作用がある成分としても有名ですね。

2.有害な紫外線から肌を守る

カカオに含まれるポリフェノールの中で最も量が多いのはフラボノイド(Flavonoid)です。フラボノイドの中には、フラバノール、フラボン、フラボノール、フラバノン、フラバン、イソフラボンなどがあります。

その中でフラバノールは、強い抗酸化力を持った化合物で血流を改善し皮膚の密度を高め、日差しダメージから肌を保護する役割があるので、有害な紫外線から体を守ります。

しかしながら、日焼け止めの代わりにはなりません。チョコレートを食べているかどうかに関わらず、また季節や太陽の下に居る時間に関わらず、日焼け止めを塗る必要があることはお忘れなく。

ダークチョコレートのフラバノールの抗酸化性は、様々な疾病を予防すると期待されています。

3.血管機能が低下するのを防止する

フラバノールを多く含む食事を摂ることで、血管系疾患のリスクが減少するという考え方が支持されています。それは、フラバノールには、体内の一酸化窒素の生成を増加させることで動脈が弛緩し、心臓を圧迫する血圧が下がることにより、血栓の発生リスクを下げる効果があるためです。

カリフォルニア大学 デービス校 栄養学内科 カール L. キーン 教授の「フラボノイドが血管反応性と血管の健康に与える影響」の中でも、フラバノールにより一酸化窒素が増加し、健康に良い影響を及ぼすという説から、研究結果を2つ紹介しています。

1つ目は、糖尿病患者がフラバノールを毎日摂取したときに、少なくとも1ヶ月は良い状態が保たれるというもので、2つ目の研究は、冠動脈疾患の患者における高フラバノールのココア飲料を長期にわたり摂取することで、血圧の改善が見られたというものです。

また、高フラバノール飲料を30日以上摂り続けた場合、血液中の血管新生細胞が著しく増加することが判った。結果としては、フラバノールを多く含む食事を継続することで、血管の修復に寄与できることは興味深いとレポートされています。

加齢により、一酸化窒素の生成が減少することで、血管の機能が低下してくるのを防ぐためにも日頃から意識的にダークチョコレートを摂るようにすると良いでしょう。

4.免疫システムをアップデートし炎症を軽減させる

ロマリンダ大学アドベンティスト ヘルスサイエンスセンターによると、カカオに含まれるフラボノイドは、非常に強力な抗酸化剤および抗炎症剤であり、免疫細胞の応答速度に関係する細胞および神経シグナル伝達経路を遺伝子レベルで改善すると発表しています。

つまり、ダークチョコレートの抗炎症作用は、ウィルスや細菌と闘う速度を向上させ、病原体が体内に侵入した際に、免疫細胞がいち早く当該箇所へ駆け付けることが出来るようになるので、体への負荷を軽減するのに役立ちます。

虫刺れ際に、皮膚の表面が赤く腫れあがるのを軽減してくれるんですね。僕としては、とても嬉しい効能です。

5.見た目だけでなく、脳もアンチエイジング

ダークチョコレートは、外見の老化防止だけではなく脳も守ってくれます。それは、ダークチョコレートに含まれる抗酸化物質です。抗酸化物質はフリーラジカルと戦うために、脳への血流を増加させるのを助けてくれます。

アメリカ国立生物工学情報センター (National Center for Biotechnology Information、NCBI)によると「コロンビア大学の科学者たちは、50~69歳の健康な人を対象に行った研究で、チョコレートを食べることで歯状回と呼ばれる、記憶を司る脳の海馬の入口にあり、海馬への電気信号を管理している部位の血流を増加させることで、加齢しても脳機能を維持し、認知症のような病気から脳を保護するのに役立つ。」という発見をしたとしています。

あー、最近物忘れが激しいと思う方は、早速試してみてはいかがでしょう。

6.善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす

明治製菓株式会社 食品・健康研究所の研究結果によると、カカオパウダーは男性の酸化LDLコレステロール値を減少させることが判わかりました。そして、それは高コレステロール血症患者のHDLを増加させ、酸化LDLを低下させたとしています。

カカオパウダーと同様、ダークチョコレートには、悪玉コレステロールを減らすことで心臓と血管を助けるだけでなく、善玉コレステロールの増加を促進し、体内の循環を改善するのに役立ちます。これは前述のフラバノールの話と同様、ダークチョコレートには強力な抗酸化物質が豊富に含まれているので、体内の酸化による損傷から保護し、心臓や血管を健康に保ってくれることにより、心臓病リスクを改善することが出来ます。

7.食物繊維やミネラルを摂取することが出来る

カカオの含有量が多いダークチョコレートは、栄養価がかなり高くなります。毎日適度にダークチョコレートを摂取することは、体内に重要な食物繊維、鉄、マグネシウム、銅、マンガン、その他いくつかの栄養素とミネラルを供給することに役立ちます。

Academy of Nutrition and Dieteticsのスポークスパーソンであるホイットニー・リンセンマイヤー博士によると、カカオの含有量が70〜85%のダークチョコレート100gには、食物繊維11gと1日の必要摂取量で起算した場合、鉄67%、マグネシウム58%、銅89%、マンガン98%、またカリウム、リン、亜鉛、セレンなどのミネラルも豊富に含まれているとしています。

もちろん、100gと言うのはかなりの量であり、この量は毎日摂取すべきものではありません。これらすべての栄養素には、砂糖も含まれているためダークチョコレートは適度に摂取するのが最適です。

また、ダークチョコレートの食物繊維は腸内環境を改善し、含有しているミネラルは貧血予防や様々な疾患を予防するのに重要とされています。

8.食事の満足感を増幅し、ダイエットを補助する

ダークチョコレートは、食物繊維が含まれているため、規則正しく健康的なペースで新陳代謝が行われるのを保つのに役立ち、インスリン感受性を改善したり、空腹感や食欲を減らしたり、気分を高めたりするなど、いくつかのメカニズムを通じて減量を助ける可能性があるとして考えられています。

コペンハーゲン大学 フレデリクスバーグ ライフサイエンス学部の研究では、健康で標準的な体重の男性16人を対象に、ダークチョコレートとミルクチョコレートの摂取が、任意の食事を摂った時の食欲とエネルギー摂取量に及ぼす影響を比較する研究を行いました。

この研究でダークチョコレートは、満腹感を促進し甘いものを食べたいという欲求を低下させました。また、ミルクチョコレートと比べてエネルギー摂取量を抑えることが出来ると結論付けています。更にチョコレート・ココア国際栄養シンポジウムで発表された研究では、カカオ豆抽出物をマウスに摂取させると脂肪の蓄積が抑制することが分かったという成果が発表がされました。

ただし、いくつかのダークチョコレートには、糖分が多く含まれています。また、カロリーと脂肪も多いモノがあるという事を覚えておくことが重要です。このため、糖分が少なく70%以上のカカオが含まれている製品を選び、健康的でバランスの取れた食事の一部として適度に楽しむことをお勧めします。

9.気持ちを落ち着かせ、うつ病や不安を軽減させる

ダークチョコレートを食べている時には、セロトニンとエンドルフィンが放出され、幸せで落ち着いた気分になります。なぜかと言うと、ダークチョコレートにはフェニルエチルアミンと言う化合物が含まれており、脳が幸せホルモンと呼ばれるのエンドルフィンを放出するのを促すからです。

ロンドン大学ユニバーシティカレッジの調査では、13,000人以上が調査され、24時間の間にダークチョコレートを食べたと報告した人は、チョコレートをまったく食べなかった人よりも、臨床関連の鬱の症状を報告する人が70%低いことが判っています。

しかし、マイナスの感情はとても強烈なので、チョコレートを食べたからと言って薬のように作用するワケではなさそうです。もし、コンディションがおかしいと感じたら専門医やカウンセラーに相談してみて下さい。

10.気管支拡張作用で咳や喘息を緩和する

カカオ豆以外には、ほとんど含まれていない「テオブロミン」と言う有効成分があります。これはカカオの苦味成分の元です。テオブロミンは、ギリシャ語で「神様の食べ物」を意味とするテオブロマ(Theobroma)に由来するそうです。

テオブロミンは、リラックス効果、冷え性改善、利尿作用があると言われおり、欧州の一部地域では睡眠導入の補助に、1口サイズのチョコレートを食べているようです。日本では、温めた牛乳が有名ですね。

また、テオブロミンは、気管支拡張剤として使用されるメチルキサンチン類という化合物の一種で、強度の著しい差はあるものの、気管支拡張作用、強心・利尿・血管拡張作用、中枢刺激作用を持っています。カカオ由来のテオブロミンを喘息患者に与える研究が行われ、患者の60%の症状が緩和されたと報告されています。

11.カカオは歯に良い

ダークチョコレートとは少し離れますが、歯にも良いという事が分かって来ています。大阪大学大学院歯学研究科の研究者は、カカオ(特に殻)が口内細菌や虫歯に非常に有効であると発表しています。

研究では、虫歯の菌を接種したラット90匹を6グループに分け、カカオを使いグループ別に割合を変えた飼料や飲料水を与え、虫歯の状態を追跡調査しました。その結果、カカオの殻入りの餌を与えられたマウスは、他のグループよりも虫歯の進行が抑えられたとのことです。

結果より研究者は、カカオの殻をチョコレートに混ぜた方が良いと考えているそうです。

また、天然成分で高い抗菌作用があるテオブロミンは、歯のエナメル質表面で細菌の酸による、脱灰の抵抗性を助けるのに特に有効であるとしています。より安全で毒性が無く効果的であるとして将来は、市販の歯磨粉中のフッ化添加物の実用的な代替物であると考えられています。

最後に

いかがでしたでしょうか?色々な健康効果が得られることがお分かり頂けたのではないでしょうか。今日からダークチョコレートを食べてみようと思いませんか?

僕も早速、買いに行こうと思います。

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