健康に良い水の飲み方

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水の飲み方

間違っていませんか?
水は人の命の源私たち人間の体は実にその2/3が水でできていると言われています。
生きていく上で水は必要不可欠ですね。
でも、そんな水飲み方を間違えてしまうとかえって体に毒だって知っていましたか?
もしかしたら、あなたの日常的な水の飲み方も実は間違っているかもしれません。

1、がぶ飲みする

きついジムのトレーニングが終わった後、真っ先にしたいことといえば、大きなコップで冷たい水を一気飲み。
でも、そんなに急に飲んじゃダメなんですよ。
知っていましたか?
がぶ飲みの一体何がいけないのか?
実はいろんな理由があります。
第一に短時間で、大量の水を飲んでしまうと、体がすぐに水でいっぱいになり、
おしっこをしたくなってしまいます。
そうなると、体が内臓の働きを手助けするために行う、食べ物の消化栄養の吸収のプロセスに必要な水を蓄える時間を失うことになるんです。
また、大量の水を急激に飲んでしまうと、消化において重要な働きを持っている唾液の分泌が妨げられます。
唾液は胃の消化液の分泌を促す存在。
体がすぐに食べ物を消化できなくなってしまうんです。
それでも死ぬほど喉が渇いている時は一体どのように水を飲むのが正しいのか?
胃腸および血管を専門とする外科医レオナルドスミス医師によると、1日の間に60ミリリットルから、90ミリリットルの量の水を少量ずつ補給するのが理想的なのだそうです。
大体1時間おきに少しの量の水を飲む計算になります。
一度に大量の水を一気飲みすることのもう一つの弊害は、水の飲み過ぎ。
運動の直後や屋外での活動中に喉が渇いた時に水を飲むと、人は低ナトリウム血症に陥り命を落とすことがあります。
この症状は大量の水を飲むことで体内のナトリウム量が薄まってしまうことが原因となり、浸透圧による細胞の膨張を引き起こすんです。
今度、沢山の水を飲みたいと思った時は、ゆっくりと飲むようにしましょう。急いでもいいことはありませんから。

2、食後に水を飲む

大盛りスパゲティにオーブン料理や味の濃いラーメンなど、おいしい食事の後はぐいっと水を飲み干して、「ごちそうさま」と言いたくなりますね!
でも、この行為もまた体には良くないんです。
食事の直後の胃の中は何と言ってもカーニバル状態。
体が食べ物の消化を開始し不要なビタミンや栄養小腸へと引き渡すために胃液が食べ物を分解しようとします。
そこに大量の水を流し込んでしまうと、とんでもないことになってしまうというわけです。
胃液の濃度が薄まり、血糖値が高まってしまいます。
消化が邪魔されお腹の膨張やガスの発生、消化不良を引き起こすんです。
では水は食後にさえ飲まなければ良いかと言うとそうとも言えません。
食事の直前に水を飲んでも同じことが起こるんです。
食事の最中に一切水を飲んではいけないというわけではありませんが、少量ずつゆっくりと飲むようにしましょう。
最も適切な飲み方とされているのは、
食後の1時間から2時間後に飲むというもの。
この頃には胃の中の食べ物は消化が始まっているため、水によってさほど妨げられるということがなくなります。
食前に水を飲む場合は食事の40分前に飲むことが推奨されています。

3、キンキンに冷えた水を飲む

暑い真夏の晴れた日に、冷えた氷水を飲むのは体中に染み渡るし気持ちがいいですよね。
でも、冷たすぎる水は血管の収縮招き、消化の妨げにもなってしまうんです。
冷たい温度が食べ物の脂肪を固まらせてしまうため余分な脂肪の摂取を促してしまいます。
ダイエットしているのに、結果がなかなか出ない人は水の飲み方がその原因かもしれません。
また水がとてつもなく冷たい時には喉の痛みや、関節痛、心拍の低下を発生させる場合があります。
これは水の温度が迷走神経激してしまうためです。
迷走神経は心拍を正常に保つ重要な役割を持つ神経です。
冷たい水がこの神経を刺激してしまうために、心拍が下がってしまうんです。
もちろんこの状態は体も危険です。
そのような症状を抑えるために、水はできるだけ室温のものを飲むようにしましょう。
冷たい水ほどの爽快さはありませんが慣れれば、結構おいしいもんですよ。

4、歩き飲み

忙しい現代人。
過密な仕事スケジュールに人との待ち合わせ。
終わらない様々な日常クエスト。
ゆっくり腰を落ち着ける暇なんてない。
そんなあなたは立っている間に歩いている間に、さらには走っている最中に水を飲んでいるかもしれません。
その何気ない習慣が身体には大きな害をもたらすんです。
この習慣の影響を受けるのは体のろ過システム。
すなわち腎臓です。
立ったり歩いたりしながら水を飲むと人は無意識のうちに早く水を飲もうとしてしまいます。
早く飲み過ぎると消化や健康に悪いということはご紹介しました。
また立ちながらといった姿勢は、筋肉や神経が座っている時に比べて緊張状態にあるのでよくありません。
この水の飲み方も消化の妨げになってしまうんです。
水分が正しく吸収されないため、筋肉や神経が早く必要な水分を手に入れることができなくなり、関節の炎症といった症状が現れるようになります。
なかなかできるものじゃないかもしれませんが1日に数回は腰を落ち着けてゆっくり飲み物を飲む時間を設けましょう。
たったの5分で体の健康を守ることができますよ。

5、朝出かける前に水を飲む

明日は起きて、歯を磨いて、朝ごはんを食べて、水を飲んで
「行ってきます」なんてことはないように聞こえますよね。
実際多くの人がこの順番で朝のルーティンをこなしているんじゃないでしょうか。
ところが実は水を飲むべきタイミングは起きた直後。
歯を磨く前なんです朝起きた直後の人の口の中には大量の唾液が存在しています。
この唾液は消化をスタートさせるスイッチのようなものですから、唾液を水とともに一気に送り込むことで体の正しい消化が始まるんです。
枕元にコップ一杯の水を置いておいて目を覚ました直後に何口か水を飲むとよいでしょう。
勿論、一気飲みはダメ。
そして歯磨きはその後で。
これでグッドなモーニングになることは間違いなしです。

6、寝る前に水を飲まない

真夜中にトイレ行きたくて目を覚ますのはなんか面倒ですね。
真っ暗な廊下で足の小指をぶつけたりもするし。
でもだからといって夜寝る前に水を飲まないでいると、心臓発作のリスクが高まると言われているんです。
2002年に発表された研究では水やその他の水分が、冠状動脈性心臓病の予防になるということが明らかにされています。
その研究は1日にコップ5杯程度の水を飲むことが心臓発作や脳卒中の予防になることを突き止めたのと同時に、寝る前に水を飲むことで循環型機能が改善することを明らかにしました。
心臓病は朝起こることが多いと言われているため寝る前の給水が大切だということなんです。
今回は色々な水の飲み方についてご紹介しましたが正直なところそこまで気にしすぎる必要は無いと思います。
一番大切なことはあなたのニーズに応えること。
喉が渇いたら飲む。
乾いていないなら無理して飲まない。
今回の記事を参考にして、体の水分補給は常に健康的に行うようにしてください!

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